こんにちは 長谷川ゆきです。
コートを持って出るか迷うこの頃ですが、
皆様にはお変わりございませんか。
昨年ピアノ伴奏で共演しました佐藤杏樹さんの「ライネッケ生誕200年ハープリサイタル with アルパルパ合奏団」に指揮・編曲で出演させて頂くことになりました。
・・ブログへのアップが最後になってしまったので、SNSとは少し違ったご紹介を。
メインがライネッケのハープ協奏曲ということで、最初はピアノ伴奏でお話を頂いたのですが、
佐藤杏樹さんは半年毎のペースで合奏を伴うコンサートを開催され、私も聴きに行って素晴らしいと思っていたので、合奏でやることを提案しました。
最初は前回と同じ弦楽合奏くらいのイメージだったのですが、佐藤さんの人を巻き込む力が素晴らしく、いつの間にか木管も全色揃い、ティンパニとトライアングルまで揃ってしまいました。
なので、ライネッケのハープ協奏曲は、小編成版とはいってもほぼ原曲の雰囲気をそのままお伝えできる事と思います♪
パート譜も抜かりなく制作・・と言いたいところですが
なんでしょうねこれは・・お休みの小節の数が入るはずのところにフォルテやピアノが・・本番までに真面目に修正します。
チラシには載っていない、ライネッケの初期の器楽作品を私がフルートソロとこの日の合奏団+杏樹さんのハープの為に編曲した作品のお披露目もあります!
曲は杏樹さんから提案されたのですが、読み込むほどにライネッケらしさと、2人の器楽奏者で演奏する為の小品ながらオーケストラのイメージが伝わって来ました。シンプルに始まって、途中からザワザワっと、細かい音符のヒダが伴奏し出すのは、よく伴奏したフルート協奏曲を思い出させます。
佐藤博士のお話もわかりやすく、クスッと笑えて楽しく聞けますので、ぜひぜひほっこりしにいらして下さい。
<ライネッケ生誕200周年 ハープリサイタル with アルパルパ室内合奏団>
ヤマノ文化財団助成事業
カール・ライネッケ協会(ライプツィヒ)後援
2024年12月5日(木)19時開演
会場:新宿・角筈区民ホール
新宿区西新宿4丁目33ー7(都庁、オペラシティ近く)
◇都営大江戸線「都庁前」徒歩10分
◇京王新線(都営新宿線直通)「初台」徒歩10分
◇新宿駅西側の26番バスのりばよりWEバス(旧新都心循環バス)「パークハイアット東京前」下車
◇新宿駅⻄口 京王デパート前20番バスのりばより京王バス中野駅行または中野車庫行「十二社池の上」下車
*新宿から徒歩も可能です、16分くらい(出口によりますよね)
演奏曲目
・ライネッケ:ハープ協奏曲 ホ短調 Op.182
・モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 KV299
・ドップラー&ザマラ:カジルダ幻想曲(フルートとハープ) ほか
出演:佐藤杏樹(ハープ/企画・お話)、荒川洋(フルート)、長谷川ゆき(指揮・編曲)、アルパルパ室内合奏団
主催・お問合せ:アルパルパ企画
入場料:全席自由・前売り4,000円(当日受付支払い5,000円)
*当日もインターネット等で前売り券の購入は可能です。
<演奏者紹介>
◆ 佐藤杏樹(ハープ/企画・お話)Anju Sato
7歳からハープを始める。世界ハープ会議元副会長の井上久美子氏に師事。音楽博士(2023年7月、武蔵野音楽大学)。日本ハープ協会会員。日本音楽学会会員。
横浜国際音楽コンクール1位、国際グランプリコンクール協奏曲部門1位および、Excellent Musicality賞、マンハッタン国際コンクールで審査員満場一致の近代音楽グランプリほか受賞多数。博士課程在学中より、在京プロオーケストラの客演首席のほか、水戸第三高校音楽科ハープ専攻講師、青山学院大学で特別講師も務めた。
2023年6月の日本アルゼンチン国交125周年・ヒナステラ没後40年記念リサイタル(後援:アルゼンチン共和国大使館ほか)は好評を博し、「音楽の友」誌にコンサートレビューが取り上げられた。同年10月、フランス音楽のレクチャーリサイタル(後援:日本音楽教育文化振興会、日本ハープ協会)を開催。
2024年6月には、武蔵野音楽大学楽器ミュージアムの協力のもと、歴史的な楽器クロマティック・ハープに焦点を当てたレクチャーリサイタルを開催(弦楽九重奏の小協奏曲、コンサートマスターは、元東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターの平澤仁氏)
◆ 荒川洋(フルート)Hiroshi Arakawa
パリ国立高等音楽院フルート科を第一位で卒業後、小澤征爾に認められ、1998年から2019年まで新日本フィルハーモニー交響楽団で副首席・首席奏者を務める。東京ニューシティ管弦楽団やパシフィックフィルハーモニア東京でも契約首席奏者を歴任。
現在は、ソリスト、作曲家、編曲家、経営者として活動中。 日本クラリネット協会創立30周年記念コンクール作曲部門第3位。洗足学園音楽大学講師、株式会社サウンドテラス代表取締役、NPO法人おとだま代表理事。
◆ 長谷川ゆき(指揮)Yuki Hasegawa
東京、パリ、デュイスブルクにてピアノ、伴奏、室内楽、作曲書法、管弦楽法を修めた後、ミラノ市立クラウディオ・アバド音楽院指揮専攻科修了。
日本クロアチア音楽協会へ度々客演。作品の魅力を伝える手腕が高く評価された他、「並外れた才能、天分豊かで洗練された芸術家」(M.ディットリッヒ ウィーン響a.D.)等、注目を集める。
’23年ミラノ国際指揮コンクールベスト7。ブラームス国際(ピアノ)、ニキシュ国際(指揮)両コンクール入選。’24年よりAIA(ウィーン)協力アーティスト。
◆ アルパルパ室内合奏団
ハーピスト佐藤杏樹の主催公演で初となる指揮付きの小規模プロオーケストラ。 佐藤杏樹の友人や音楽家の先輩方のご協力によるライネッケ2024公演スペシャルメンバー。コンサートマスター對馬佳祐氏(パリ国立高等音楽院首席卒業。各地でソリスト、コンサートマスターとして活動中)、ホルン小鮒信次氏(シュトゥットガルト国立音楽大学卒業。東京ユニバーサルフィルハーモニー管弦楽団)ほか。 新進気鋭の若手メンバー多数。