6/6指揮出演(東京)に備えザグレブ訪問(5)−2人のダヴォルとメシュトロヴィッチの彫刻

土曜日はオフ。20世紀を代表する彫刻家メシュトロヴィッチのアトリエを観に行く事にしました。Uberに乗車。 ザグレブの運転手さんは程よく雑談してくれます。フランスのように、一生懸命フランス語を聞き取ったら「俺と結婚したいかい?」と言っているだけだった、とかいう徒労がないのが良い。もっと文化的な話題です。 しかしこの日の運転手さんはそんな中でも突出していました。クロアチア音楽の指揮をやっていてザグレブを訪問している、というと、ルドルフ・マッツやミルコ・ケレメンという作曲家を挙げてくれました。 そしてその運転手さんのお父さんも彫刻家で、作曲家ルドルフ・マッツの彫刻を作った人だというではありませんか […]

ザグレブの魚

6/6指揮出演(東京)に備えクロアチア・ザグレブ訪問(3)−作曲家パパンドプーロの人物像

やっと会えたダヴォルと一緒に、ランチへgo! ・・大きすぎるでしょ。ダヴォル「シンプルな食堂なんだけど、ここが一番おいしいんだよ」というだけあって、お味は最高でした。 アルバニアで日本人に合った量の食事に慣れてからクロアチアを周ったせいもありますが、クロアチアは全体に量が多く、次の一食は抜く事が多かったです。 ザグレブの前に訪れたスプリットという町で、人生初スリに遭っていたのですが、クロアチアの方にその事を話すのはなんか悪い気がしてイヴァンにも話していませんでした。 でも、ダヴォルにはなんか話してもいい雰囲気になってしまい・・話したら最後・・ダヴォル「自分の国を本当に恥ずかしく思います。ご飯を […]

クロアチア作曲家協会にて

6/6指揮出演(東京)に備えクロアチア・ザグレブ訪問(2)−音楽インスティテュートと作曲家協会

金曜の朝、クロアチア音楽インスティテュートに着き、ベルサの総譜は難なく購入。ライブラリアンにも会う事ができました。 しかしパパンドプーロのシンフォニエッタの出版はここではないと! はて・・出版社情報はクロアチアでは尻取りゲームのように変わるもんなんですね。 「素敵なホールを見せたいのだけれど、今、残念な事に使用中です」というので、夕方舞い戻れそうなら連絡すると言って、一旦おいとましました。 ダヴォルに会わないと! 昼過ぎだけど、音楽情報センターに一か八か戻ってみる事に。残念ながら昼休みで殆ど誰も居ず、「ダヴォルのWhatsappがさっきサインオンだったわよ」と教えてもらうも、返事はすぐには無し […]

6/6指揮出演(東京)に備えクロアチア・ザグレブ訪問(1)−ダヴォルはどこだ?

こんにちは 長谷川ゆきです。すっかりLaboではご無沙汰してしまいました! すみません。 来たる6月6日(木)に東京・五反田でクロアチア音楽を指揮させてもらう事になりまして、準備にザグレブを訪ねたときの事を書いてみたいと思います。 ザグレブではまず音楽情報センター(MIC)を訪問。2年前にもお会いしたイヴァン・ズィヴァノヴィッチさんに再会。 イヴァン「よく来てくれたね! とっておきの曲をセレクトしたよ」・・なんか見覚えあるぞ・・?私「えっと、この2つは2年前に日本初演しました。」 そんな感じなのに、なぜか、お茶の先生をしていた私の祖母のどうでもいい(ブログには書けん)エピソードは覚えててくれた […]

公式Webサイトをリニューアルしました

こんにちは 長谷川ゆきです。 前回のリニューアルから3年が経ち、この度サイトをリニューアルしました。 2016年初頭でもモバイルファーストにしたつもりでしたが、 今見ると随分モバイル黎明期のような仕組みで笑ってしまいました。   また、ツールの発達で随分簡単にデザインできるようになった事にも驚かされます。 仕上げは大雑把ですが、以前のものよりは良くなったところで公開としました。 どうぞよろしくお願いします。

7/8(日)前半のフォーレとサン=サーンス フランスの作曲書法教育

こんにちは 長谷川ゆきです。 フォーレの事を書きますと言いながら、昨日もオレリアンの紹介。なってなくてすみません。 生涯に渡って歌曲を書き続けたフォーレの、書法の変遷を見る事ができるようなプログラムです。有名な「夢の後に」他、全8曲を演奏します。 途中、こんな怖い歌も・・ あなたは僕に黙れという どこか遠くに、永久に行ってしまえという そしてひとりでいろという 僕の愛した人のことを忘れてしまえと! (梅丘歌曲会館様のサイトより引用) ところが! オレリアン「奥さんが旦那を怖がらせてる、可笑しいです。」というのです。・・深刻ではなく、一時的な、お芝居のような滑稽な情景に見えて来ました。 ガブリエ […]

7/8(日)義兄妹の共演:パリオペラ座首席チェロ オレリアン・サブレ

こんにちは 長谷川ゆきです。 今度の日曜日、義兄のオレリアン・サブレと共演致します。 オレリアンはパリ管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団第二首席を経て、2008年よりパリオペラ座管弦楽団首席ソロ・チェリストを務めています。 オレリアンの父がジャン=ピエール・サブレと言って、オペラ座のコンサートマスターを務めておりました。パリ12区ポール・デュカ音楽院でもヴァイオリンと室内楽のクラスを持っており、日本人でも習った人がとても多いと思います。私もお世話になりました。 オペラ座の入団試験の前には、オレリアンに付いて、ジャン=ピエールのレッスンを受けに行きました(伴奏者にとって、そして今思え […]

7/8(日)フランク「ヴァイオリン又はチェロの為のソナタ」?

こんにちは 長谷川ゆきです。 また大変ご無沙汰してしまい失礼しました。 やや蒸し暑いですが皆様お変わりございませんか。 去る3月のリサイタルでは、予想外に満員のお客様となり、たくさんのご来場、ご協力を賜りありがとうございました。 さて、題名をご覧になって、何それ? と思われるかも知れません。 現代でもヴァイオリンソナタとして一番人気のセザール・フランクのソナタ、初期の版に「ヴァイオリン又はチェロの為のソナタ」とありまして・・。 (画像元:http://imslp.org/ ) チェロパートはフランク本人の手によるものではなく、ご友人の名チェリスト、ジュール・デルサールによって作られました。作曲 […]

3/1リサイタル、後半のブラームスとベートーヴェン

こんにちは 長谷川ゆきです。 連休はいかがお過ごしですか。 少し暖かくなりましたね!   さて、プログラム後半ですが、 ◎ブラームス: 4つの小品 op.119 ブラームスの小品集の中で一番バランスが取れているように思い、気に入っています。ブラームスの保養地、オーストリアのペルチャッハで行われているブラームス国際コンクールの一次予選の自由曲にこの第1曲と第2曲を選びました。世にも地味な選択ではありましたが通過する事ができました。 ペルチャッハはブラームスの交響曲第2番が作曲されたところで、暖かい光が心地よい風光明媚なところでした。 この時審査員にいらしたのがアレクサンダー・イエンナー […]